記事:山本省三, 写真:澤田精一
連続講座 いま、この国のメディアを考える【第1回 新聞は権力とどう戦うか】
1回目の講師は望月氏。まずは当日国会で強行採決が行われた、入管法案の問題点の指摘から始まった。望月氏は、菅官房長官の会見で、回答をはぐらかす長官に執拗に質問を繰り返したことで、その名を知られるようになった敏腕記者。記者である望月氏のテーマは、「権力側が隠そうとすることを明るみに出す!」。2004年日歯連の闇献金疑惑のスクープから大きく動き出した記者人生や、安倍政権下で進む米国製兵器の購入と武器輸出、森友加計問題、コメンテーターや財務次官のセクハラ疑惑、9条加憲、さらにメディアトップが首相と会食を繰り返すなど、萎縮する報道の現状まで、取材の裏話を含めて、2時間近く熱く語っていただいた。
なお2回目「TVキャスターが見た日本の政治」は12月4日、1回目と同会場、同時間で開催。講師は金平茂紀氏。このホームページから参加申し込みができる。
11月27日 19:00~21:00
専修大学 5号館 7階 571教室
講師 望月衣塑子(東京新聞 社会部記者)